2025年3月に実施されたUTAGEのアップデート情報をわかりやすくまとめてお届けします。
今回は下記の19項目のアップデートがありました。
- カウントダウン要素の基準日追加
→「初回アクセス日時」「ページ表示時」が選べるように。 - 分割払いの表示形式を明確化
→「◯円 × 回数」の形で表示。 - 商品の販売上限設定機能の追加
→「残り◯名表示」「自動売り切れ制御」も可能。 - 3Dセキュア2.0対応(ユニバペイ・Stripe)
→ リスク検知に応じた認証が発動。 - Googleスプレッドシート連携:置き換え項目のUI改善
→ イベント参加日などが一覧表示されるように。 - 全読者CSV出力に不足項目を追加
→ 通常の読者出力と同等に。 - LINE登録名を配信条件に設定可能に
→ 空白の場合などで絞り込み配信が可能。 - 文面の条件分岐機能を追加(LINE/メール/SMS)
→ ラベルや名前の有無などで出し分け。 - 会員サイト:受講ステータス表示速度の改善
→ 受講状況の画面が高速化。 - スマホ表示時のハンバーガーメニュー表示不具合を修正
→ サイト名が長くても崩れないように。 - メニュー表示位置を左→右に変更
→ より自然なUIに。 - 会員サイト:全文検索機能の追加
→ レッスン内容含めて検索可能に。 - 仮パスワードに全角文字を入力不可に
→ ログイントラブル回避。 - 動画の自動再生と「受講済み自動化」機能を追加
→ Chromeで動作。Safariは非対応。 - イベント予約:サンクスページURL指定が可能に
→ 任意のリダイレクト先設定が可能。 - 動画管理:トップページから全フォルダ横断検索が可能に
→ タイトル・URL文字列でも検索可能。 - キャリアメールを送信者アドレスに指定不可に
→ メール配信事故防止の制御。 - 迷惑メール対策としてリスト移行や内容チェック推奨
→ 特に新ドメイン利用時に注意。 - 解約フォームから一括でアクション実行可能に(実践手順紹介)
→ 継続課金停止・会員サイトバンドル解除などを一括制御。
これらのUTAGEのアップデート内容について、以下で詳細を解説します。
2025年3月のUTAGEアップデート19項目の詳細解説
以下、2025年3月のUTAGEのアップデート項目の詳細です。
1. カウントダウン要素の基準日追加
アップデート前の課題は?
これまでは「ページ表示から〇時間後」など、限られた形式でしかカウントダウンの設定ができず、例えば「初回アクセスから3日後の23:59までに申し込み」といった細かい締切設定が難しい…という悩みがありました。
また、ページを更新しただけでリセットされてしまう仕様にも困っていた方が多かったはずです。
アップデートでどう変わった?
今回のアップデートで、「初回アクセス日時」や「ページ表示時」を基準に、
“◯日後の何時何分まで”という締切指定が可能になりました。
ユーザーごとに表示される期限が変わるため、本当の意味でのパーソナライズド・デッドラインが実現可能に!
「ページを見た瞬間から72時間限定オファー」なども組みやすく、コンバージョン率を高める演出に使えます。
2. 分割払いの表示形式を明確化
アップデート前の課題は?
分割払い商品を設定したとき、「この金額って1回あたり?それとも合計?」と購入者が混乱するUIでした。
1回あたりの金額なのか、トータルの金額なのかが直感的にわかりづらく、カゴ落ちや問い合わせの原因にも。
アップデートでどう変わった?
今回の改修により、金額表示が**「〇円 × ◯回払い」形式で明確に**なりました。
たとえば「9,800円 × 3回」と表示されるので、受講者が一目で支払イメージを把握でき、不安や誤解を防止します。
これにより、分割払いオファーの成約率アップも期待できます。
3. 商品の販売上限設定機能の追加
アップデート前の課題は?
UTAGEではこれまで、販売数に制限をかける機能がなかったため、
「先着◯名限定」や「残り◯名」といった希少性を訴求するセールス表現ができませんでした。
また、意図しないオーバー販売(定員超過)によるトラブルが起こるリスクもありました。
アップデートでどう変わった?
新機能により、商品ごとに販売上限数を設定可能になり、かつ**「残り◯名です」というリアルタイム表示**もできるように。
さらに、売り切れた場合は申し込みボタンが非表示になるため、誤購入や問い合わせの防止にもつながります。
「あと3名で締切!」など、緊急性・限定性を演出したマーケティングがやっと実現できます。
4. 3Dセキュア2.0対応(ユニバペイ・Stripe)
アップデート前の課題は?
従来の3Dセキュア(1.0)では、すべてのクレジットカード決済に認証画面が表示される仕様だったため、
その時点でユーザーが離脱してしまうことが多く、コンバージョンの障害になるケースもありました。
また、ガイドライン変更により、3月末までに3Dセキュア2.0への対応が必要というプレッシャーも。
アップデートでどう変わった?
UTAGEでは、ユニバペイ・Stripeが3Dセキュア2.0に完全対応。
この新バージョンでは、リスクが高い決済時のみに追加認証が表示されるため、
ユーザー体験を損なわず、決済の安全性だけを高めることが可能になりました。
特別な設定も不要で、既存のフローのまま利用できます。
5. Googleスプレッドシート連携:置き換え項目のUI改善
アップデート前の課題は?
Googleスプレッドシートとの連携はできていたものの、
**「どの項目が使えるのか分かりづらい」**という声が多く、
特に「イベント参加日」などの値を手入力で指定するのが煩雑でした。
アップデートでどう変わった?
今回のアップデートにより、利用可能な置き換え文字が画面上で一覧表示されるようになり、
「イベント参加日」なども視覚的に選べるようになりました。
これにより、設定ミスや確認作業の負担が減り、スムーズな自動化設計が可能になりました。
6. 全読者CSV出力に不足項目を追加
アップデート前の課題は?
通常のシナリオごとのCSV出力では取得できていた情報も、
「全読者」出力では一部の項目が含まれていない状態で、
集計や分析に使いたい情報が抜けてしまう問題がありました。
アップデートでどう変わった?
全読者CSVの出力仕様が改善され、シナリオ単位のCSVと同等の項目が出力されるようになりました。
これにより、読者情報を横断的に確認したいときも、抜け漏れなくエクスポート可能に。
外部ツールとの連携や、マーケティングレポート作成時のストレスが大幅に軽減されます。
7. LINE登録名を配信条件に設定可能に
アップデート前の課題は?
「LINE友だち追加したかどうか」を判別する方法が曖昧で、
特にメールアドレス登録はあるけれど、LINE登録はされていない読者へのリマインド配信が困難でした。
その結果、「LINE登録を促したいけど、誰に送ればいいのか分からない」という状態に。
アップデートでどう変わった?
新たに「LINE登録名の有無」を配信条件として指定できるようになりました。
たとえば、「LINE登録名が空白の人だけに友だち追加を促すメッセージを送る」など、
LINEのステータスに応じたセグメント配信が可能になり、登録促進やフォローアップが正確に行えます。
8. 文面の条件分岐機能を追加(LINE/メール/SMS)
アップデート前の課題は?
読者の属性(ラベル・名前の有無など)に応じて文面を変えたい場合、
配信シナリオそのものを複数用意する必要があり、運用が煩雑に。
配信ミスのリスクや、セットアップの手間も大きな負担でした。
アップデートでどう変わった?
今回から、1つのメッセージ配信内で条件による文面の分岐が可能に。
たとえば、\n- 「名前が登録されている人には“◯◯さんこんにちは”」\n- 「特定のラベルがある人だけに特別案内」
といったように、自動で文面を出し分けられるようになりました。
これにより、運用負荷を下げながら、パーソナライズ精度を向上させることができます。
9. 会員サイト:受講ステータス表示速度の改善
アップデート前の課題は?
会員サイトで「受講ステータス」や「詳細画面」を確認する際に、
画面の読み込みが遅くストレスになるという声が多数ありました。
特にコンテンツ数の多い講座では、表示に時間がかかり運用効率が下がっていました。
アップデートでどう変わった?
表示速度を最適化し、受講ステータスや詳細ページの読み込みが高速化されました。
これにより、会員側も講座提供者側も、スムーズなアクセス・確認が可能に。
ユーザー体験の向上はもちろん、運営者のストレス軽減にもつながります。
10. スマホ表示時のハンバーガーメニュー挙動を修正
アップデート前の課題は?
スマートフォンで会員サイトを閲覧した際、サイト名が長いとメニューが崩れて押せない/見えないという不具合が発生。
受講者から「メニューが開かない」「ログイン後の操作が分からない」といった声が寄せられていました。
アップデートでどう変わった?
今回の改善により、長いサイト名でもハンバーガーメニューが正常に表示・動作するように。
スマホ利用者にとってのUXが向上し、ストレスのない受講体験が実現しました。
11. メニューの表示位置を左→右に変更
アップデート前の課題は?
メニューを開いた際、一般的なWeb UIとは異なり「左側」に表示されていたため、
ユーザーによっては違和感や誤操作の原因になっていました。
アップデートでどう変わった?
表示位置が標準的な“右側”表示に統一され、直感的に操作できる仕様へと改善。
細かな変更ではありますが、UI全体の統一感・操作性がアップしています。
12. 会員サイト検索:レッスン内容含む全文検索が可能に
アップデート前の課題は?
これまでは検索範囲が「コース名」に限定されていたため、\n「レッスン内のキーワード」で探してもヒットせず、目的のコンテンツにたどり着きづらいという課題がありました。
アップデートでどう変わった?
新しく「レッスン内容を含む全文検索」がオプションとして追加され、
テキストベースの学習コンテンツにもスムーズにアクセスできるようになりました。
特に、動画+テキスト併用型の大規模講座や、知識ベース型コンテンツに最適なアップデートです。
13. 仮パスワードに全角文字を使用不可に
アップデート前の課題は?
管理画面で自動発行する仮パスワードに「全角文字」が入力できてしまい、
会員側がログイン時にうまく入力できず、「ログインできない!」というトラブルが発生していました。
アップデートでどう変わった?
今回の改修により、仮パスワードに全角文字を入力できないように制御されました。
これにより、ログイントラブルの未然防止・サポート問い合わせの削減が期待できます。
14. 動画の自動再生&完了自動チェック機能を追加
アップデート前の課題は?
動画を見終わっても「受講済みボタン」を手動で押す必要があり、\n「どこまで見たか分からなくなる」「押し忘れて進捗が反映されない」など、\nユーザー体験にムラがありました。
アップデートでどう変わった?
新しく「動画の自動再生」と「完了時に受講済みボタンを自動で押す」設定が可能に。
特にChrome環境で有効に動作し、講座の視聴効率が向上。
ボタンの押し忘れを防ぎ、学習進捗の自動管理がスムーズになります(※Safariでは自動再生非対応)。
15. イベント予約フォームでサンクスページURLの指定が可能に
アップデート前の課題は?
イベント申し込み完了後、表示されるのはUTAGE標準のサンクスページのみで、\nLPやLINE登録ページなどへの誘導ができず、集客・リスト化の導線設計に制限がありました。
アップデートでどう変わった?
今回から、任意のサンクスページURLを設定可能に。
例えば「LINE登録URL」「次の講座案内ページ」など、戦略的に次アクションへ誘導する設計が可能になり、\nイベント→教育→販売への導線をより滑らかに構築できます。
16. 動画管理:全フォルダ横断で検索可能に
アップデート前の課題は?
動画が複数のフォルダに分かれていると、「あの動画、どこに入れたっけ?」と迷うことが多く、\n特にフォルダが増えると目的の動画を探すのが困難でした。
アップデートでどう変わった?
動画管理画面のトップページから、全フォルダを横断した検索が可能になりました。
タイトルだけでなく、動画URL内の文字列でも検索できるため、\n埋め込み用URLから目的の動画に素早くたどり着くこともできます。
17. キャリアメールを送信者アドレスに指定不可に
アップデート前の課題は?
送信者アドレスに @docomo.ne.jp や @ezweb.ne.jp などのキャリアメールを指定してしまうと、メールが届かない/迷惑メールに分類されるトラブルが頻発していました。
その原因に気づかず、「なぜかメールが届かない…」と悩むケースが後を絶ちませんでした。
アップデートでどう変わった?
今回の改善で、送信者アドレスにキャリアメールを指定できないよう制御が入りました。
これにより、メールが届かないといった事故の未然防止が可能に。
初心者でも安全に配信運用できる環境が整いつつあります。
18. 迷惑メール対策としてリスト移行や内容チェック推奨
アップデート前の課題は?
せっかくメールの認証設定(SPF・DKIM・DMARCなど)を完了していても、\n**「なぜか迷惑メールフォルダに入ってしまう」という声が特に新ドメインでの運用時**に多くありました。
一斉リスト移行や、スパム判定されやすい文面が原因になるケースも散見されていました。
アップデートでどう変わった?
システム側の仕様変更ではありませんが、公式から**“迷惑メールを避けるための運用ガイドライン”が明示**されるようになりました。
リスト移行時は徐々に送信
登録者の反応が見込めるリストのみ利用
件名・本文に注意(過剰な装飾・誇張表現NG)
など、より安全なメール配信のための推奨運用が整備されてきています。
19. 解約フォームから一括でアクション実行可能に
アップデート前の課題は?
継続課金を解約する際に、\n「バンドルコースの解除」「会員サイトの利用停止」「該当シナリオの解除」など、\n複数の操作が必要で手動対応が煩雑でした。
対応ミスや遅延により、顧客トラブルやクレームにつながることも。
アップデートでどう変わった?
「解約申請フォーム」を設定すれば、そこから一括で必要なアクションを自動実行できるようになりました。
たとえば、申請後に即座に:
継続課金の停止
バンドルコースの解除
特定シナリオの配信停止
…などが連動可能。
ヒューマンエラーを防ぎ、解約対応をシステム任せにできる便利機能です。
まとめ|今回の重要なアップデート3選
今回のUTAGEのアップデートでは多くの機能改善がありましたが、なかでも実務に大きな影響を与える「3つの特筆ポイント」を最後にまとめておきます。
① 商品の販売数制限&「残り◯名」表示機能
これまでできなかった「先着◯名限定」の販売が、ついに可能に!
リアルタイムで残数を表示できるため、“限定性×緊急性”の演出が自然にでき、売上アップに直結する強力なアップデートです。
② 文面の条件分岐機能(LINE・メール対応)
「ラベル」や「名前の有無」に応じて配信内容を1通の中で切り替えられるようになり、煩雑だったシナリオ分岐が激減。
運用コストが下がるうえに、顧客ごとに最適な文面を届けることができる超実用的な進化です。
③ 会員サイトの全文検索機能
コース名だけでなく、レッスン内テキストまで検索対象に含められるようになったことで、特にコンテンツ量が多い講座運営者にとって、“探されて終わらない講座”から“見つかって活用される講座”へと進化できるポイントです。
これらのアップデートを活かすことで、売上・顧客満足・運用効率のすべてを改善できる実感値の高い機能になるはずです。
ぜひ、このタイミングでひとつでも実装にトライしてみてください!