この記事ではUTAGEとLineA(リネア)を比較します。UTAGEは待望の日本製ツールとして利用者が急増しているマーケティングツールで、一方のLineA(リネア)は大手企業、一定以上のビジネス規模の企業などが導入しているLINEマーケティングツールです。
UTAGEは、LINE公式の機能も備えているため、この記事ではそれぞれのLINE機能に焦点を当ててLineAと徹底的に比較していきます。
・ UTAGEとLineAの違いを知りたい!
・ LineAを選ぶメリットは?
・ UTAGEのLINE機能はLineAの機能をどの程度カバーしてる?
など、UTAGEとLineAの導入を検討する際に知っておきたい内容を記載しますので、参考にしてみてください。
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LineA(リネア)の概要、特徴
LineAはLINE公式アカウントに特化した公式LINE拡張ツールで、株式会社Buzzrioが運営しています。LステップやL Message、Linyと並ぶ人気のLINEマーケティングツールの一つです。
会社名 | 株式会社Buzzrio |
設立 | 平成28年12月 |
資本金 | 990万円 |
代表者名 | 代表取締役 加藤 裕介 |
住所 | 東京都渋谷区渋谷2-14-6 西田ビル 5F |
URL | https://buzzrio.co.jp/linea/ |
LineAはLINE公式アカウントと提携させることで機能が強化され、効果的に活用できるLINEマーケティングツールです。
( 画像引用元:機能と特徴|LineA公式サイト )
LINE公式アカウントの基本機能である
・一斉配信
・自動返信
・テスト配信
・自動返信
・1:1トーク
・リッチメニュー
などの機能に加え、LineAを利用することで
・ステップ配信や
・LINEグループ配信
・ユーザー管理機能
・計測機能
・ASP機能
といったLINEマーケティング促進に有効な機能を拡充することができます。
LineA(リネア)とUTAGEのLINE機能の違いを徹底比較
ここからはWebマーケティングに必要な機能を揃えたUTAGEと、LINE公式アカウントに特化したLineAについて、具体的な違いを徹底的に比較していきます。
料金プランで比較
まずは、LineAとUTAGEの料金プランを比較します。
下記表の通り、LineAとUTAGEでは初期費用と月額料金に大きな違いがあります。
ツール | LineA | UTAGE | ||
プラン名 | スタンダード | ギガント | ライト | スタンダード |
初期費用 | 33,000円 | 330,000円 | 無料 | 無料 |
月額費用 | 33,000円 | 220,000円 | 9,700円 | 21,670円 |
(料金はすべて税込みです。)
LineAとUTAGEのコストを料金表で比較すると、その価格差は一目瞭然です。LineAのギガントプランでは、初期費用が330,000円、月額費用が220,000円と非常に高額であり、多くのユーザーが大規模なビジネスや大企業に限定される理由がわかります。
LineA下位プランであるスタンダードプランでも、初期費用・月額料金ともにそれぞれ33,000円といった料金設定で、一般的なWebマーケティングツールの相場と比較しても高額です。
一方で、UTAGEは初期費用はかかりません。上位プランのスタンダードプランでも月額料金は21,670円です。この価格で、LINEだけでなく集客から販売までの一連の仕組みを完結できることを考えると、UTAGEのコストパフォーマンスの良さは明らかです。
ここで気になることは、LineAのその価格分の優位性についてです。それを知るため、次の項目ではLINE配信機能やその他の機能についても比較していきます。
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LINE配信機能で比較
UTAGEはLineAのLINE配信機能をどのくらいカバーしているのかについて、その違いを比較してみました。
LineA | UTAGE | |
月間配信数 | 最大30万件 | 無制限 |
LINE連携数 | 最大30アカウント | 無制限 |
一斉配信 | 〇 | 〇 |
自動返信 | 〇 | 〇 |
テスト配信 | 〇 | 〇 |
画像配信 | 〇 | 〇 |
動画配信 | 〇 | 〇 |
カルーセル配信 | 〇 | 〇 |
ステップ配信 | 〇 | 〇 |
セグメント配信 | 〇 | 〇 |
絞り込み配信 | 〇 | 〇 |
LINEグループ配信 | 〇 | ✕ |
1:1/個別トーク | 〇 | 〇 |
上の表からわかるように、UTAGEのLINE配信機能はLineAに劣らず非常に充実しています。
UTAGEにはLINEグループ配信機能はありませんが、これはセグメント配信でカバーできるので問題ありません。
また、UTAGEが月間配信数や提携できるLINE公式アカウントが無制限であるのに対し、LineAは月間配信数は月30万件まで、提携できるLINE公式アカウントが最大30アカウントまでと制限があります。
月30万件というと膨大な量に思えますが、大手企業のアカウントでLINEともだちが5万人いたら、メッセージは月に6件までしか配信できません。
大規模ビジネス向けということを考えると30万件のメッセージは決して多いとは言えません。
その他機能で比較
次に、LINE配信機能以外のその他の機能でもLineAとUATGEを比較してみます。
LineA | UTAGE | |
タグ/ラベル管理 | 〇 | 〇 |
リッチメニュー | 〇 | 〇 |
ユーザー管理 | 〇 | 〇 |
LINEテンプレート機能 | カスタマイズ機能 | 〇 |
クリック分析 | 〇 | 〇 |
クロス分析 | ✕ | 〇 |
流経路分析 | 〇 | 〇 |
マーケティングに有用な機能をピックアップして比較してみましたが、LINE配信機能以外でも価格設定の低いUTAGEの方が劣っているという結果にはなりませんでした。
LineAは、LINEのともだち数が多い大手企業向けにも関わらず、クロス分析ができないのは致命的に感じます。
クロス分析とは、アンケートなどで得られたデータを複数の項目の組み合わせでさらに詳しく分析する方法です。これにより、単なる結果の把握にとどまらず、より詳細な特徴や傾向を理解することができます。
例として、Aという商品を購入したユーザーに向けて、その満足度をアンケート調査した場合、「満足」「ふつう」「不満」の回答のみを集計し、表にまとめた結果は以下の通りです。
Q. 商品Aの満足度調査 | 満足 | ふつう | 不満 |
全体 | 41.20% | 35.60% | 23.20% |
次に、同じアンケート内容をクロス分析を使って、もう少し詳しく分析してまとめてみます。基本となる「満足」「ふつう」「不満」の回答に、例えば、性別や年齢層別の集計項目を組み合わせることで、その傾向をさらに詳しく分析できるメリットがあります。
Q. 商品Aの満足度調査(性別・年齢層別) | 満足 | ふつう | 不満 | 合計 | ||
全体 | 実数 | 206 | 178 | 116 | 500 | |
全体の% | 41.20% | 35.60% | 23.20% | 100% | ||
性別 | 男性 | 実数 | 156 | 80 | 65 | 301 |
性別の% | 31.20% | 16.00% | 13.00% | 60.20% | ||
女性 | 実数 | 50 | 98 | 51 | 199 | |
性別の% | 10.00% | 19.60% | 10.20% | 39.80% | ||
年齢別 | 20代 | 実数 | 48 | 34 | 18 | 100 |
年齢の% | 9.60% | 6.80% | 3.60% | 20% | ||
30代 | 実数 | 41 | 33 | 26 | 100 | |
年齢の% | 8.20% | 6.60% | 5.20% | 20% | ||
40代 | 実数 | 36 | 27 | 37 | 100 | |
年齢の% | 7.20% | 5.40% | 7.40% | 20% | ||
50代 | 実数 | 39 | 44 | 17 | 100 | |
年齢の% | 7.20% | 8.80% | 3.40% | 20% | ||
60歳以上 | 実数 | 42 | 40 | 18 | 100 | |
年齢の% | 8.40% | 8.00% | 3.60% | 20% |
大規模なデータやアンケートを取りたい大企業にとって、こういったクロス分析ができないことは致命的だと思います。LineAはクロス分析ができないので、大きな欠陥があると言えます。
UTAGEよりLineA(リネア)が優れている点
では、UTAGEよりもLineAを選ぶメリットはあるのでしょうか?それを探るため、ここではUTAGEにはないLineAのメリットを紹介します。
オリジナルカスタマイズができる
LineA(リネア)が売りとしているサービスの一つに、ギガントプランのオリジナルカスタマイズ機能があります。これはLineA独自のサービスで、基本機能とあわせてユーザーの要望によりオリジナル機能を付加できるメリットがあります。
オリジナルカスタマイズ機能では
・ポイントシステム
・会員システム
・ユーザー管理補強
・決済情報紐づけ機能
・ECサイト連携機能
など、基本機能にない付加サービスを利用できます。
なお、オリジナルカスタマイズを利用の場合、内容によっては別途費用がかかるサービスもあります。そう考えるとUTAGEに比べて特別優れている点とは言えないでしょう。
補助金を利用できる
LineAの費用について、初期費用・月額費用ともに高めの設定であることをお伝えしました。しかし、実のところLineAは、IT導入支援事業に指定されており、ユーザーは補助金を利用することで費用を抑えられるというメリットがあります。
実はUTAGEも補助金を利用して、マーケティングの仕組みを作ることも可能ではあります。詳しくはお問い合わせください。
結論:UTAGEがあればLineA(リネア)は基本いらない
結論として、機能面、費用面を考慮すると、基本的にはUTAGEをおすすめします。
LineAの利用者層は規模のあるビジネスや大手企業であり、それ以外の事業者には適さないと言えます。
さらに詳しい理由は下記に記載します。
理由 1
機能:UTAGEはLINEマーケティングだけでなく、マーケティング全般に必要な機能が揃っている。
理由 2
コスパ:UTAGEの方がコストパフォーマンスがいい。
理由 3
UTAGEはLINEの配信数やLINE公式アカウントの連携に制限がない。
それぞれ以下に補足説明します。
LineAがLINEに特化しているためマーケティング全体で必要な機能が限定されるのに対し、UTAGEはLINEはもちろんメールやマーケティングファネルの作成など集客から販売までの全機能を網羅している上にコスパも抜群です。
この包括的な機能により、UTAGEはビジネスの構築と運営に最適なツールとなっています。
費用面で見てもUTAGEが圧倒的に安い上に、利用できる機能を考えてもコスパが良いです。
比較した結果、LineAの価格に見合う目立った優位性は感じられませんでした。特にLINE配信機能においては、UTAGEは配信数や提携数に制限がなく、むしろLineAよりも優れていると感じます。
こちらはそのままですが、LineAでは配信数やアカウントの連携に制限があり、UTAGEでは制限がなく良心的です。
まとめ
この記事では、UTAGEとLineAという2つのWebマーケティングツールについて、徹底比較してきました。
・Line配信機能については、UTAGEはLineAのLINE機能をほぼカバー
・LineAにはLINEグループ配信があるが、UTAGEのセグメント配信機能でカバーできる
・LineAは導入費用が高すぎる(大企業向け)
・LineAはコストに見合う機能があるとは思えない
ということをお伝えしました通り、基本的にUTAGEがオススメです。
LineAとUTAGEの導入に迷ったり、乗り換えを検討している場合には下記からUTAGEの14日無料体験をお試しください。
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