この記事ではUTAGEとLinyを比較します。UTAGEは最新のマーケティングツールとして話題を集め、一方LinyはLINEに特化したツールで、行政・自治体・地方公共団体や大手企業まで広く導入されています。
UTAGEは、LINE公式の機能も充実していますので、この記事ではLINE機能の視点でLinyと徹底比較します。
・UTAGEとLinyの違いは?
・Linyを選ぶメリットは?
・UTAGEのLINE機能はLinyの機能をカバーしてる?
といった疑問を解決する内容を記載しますので参考にしてみてください。
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Liny(リニー)の概要、特徴
会社名 | ソーシャルデータバンク株式会社 |
設立 | 2016年 |
資本金 | 3,000万円 |
代表者名 | 代表取締役 伊藤俊輝 |
住所 | 東京都港区海岸1-9-1 |
URL | https://line-sm.com/ |
LinyはLINE公式アカウントに特化した公式LINE拡張ツールで、ソーシャルデータバンク株式会社が運営しています。LステップやL Messageと並ぶ人気のLINEマーケティングツールの一つです。
LinyはLINEマーケティングに必要な機能をすべて備えたツールです。LINEとの提携により機能が強化され、LINE公式アカウントを効果的に活用できるメリットがあります。LINEの機能を拡張し、LINE公式アカウントを運用するユーザーに向けて、LINE配信や管理などのサービスを提供しています。
・各LINE配信機能
・画像配信機能
・タグ管理機能
・リッチメニュー
・個別トーク
・顧客管理機能
・アクション管理機能
・回答フォーム機能
など、LINEマーケティングで必要な集客や販売に向けて充実した機能が多く備わっています。
Linyは3500社以上の企業に導入されており、企業から個人事業主まで幅広いビジネスで活用されています。
Liny(リニー)とUTAGEのLINE機能の違いを徹底比較
ここからは、Webマーケティングに必要な機能を揃えたUTAGEと、LINE公式アカウントに特化したLinyについて、具体的な違いを徹底的に比較していきます。
料金プランで比較
まずは、LinyとUTAGEの料金プランを比較します。
下記表の通り、初期費用と最低契約期間の有無が大きな違いです。
Liny | UTAGE | ||||
プラン名 | スタート | ベーシック | プレミアム | ライト | スタンダード |
最低契約期間 | 1年間 | 制限なし | |||
初期費用 | お問い合わせ | 無料 | |||
月額料金 | 5,500円 | 43,780円 | 76,780円 | 9,700円 | 21,670円 |
(料金はすべて税込み価格です。)
Linyの料金は公式サイトで公表はなく、問い合わせベースとなっています。
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最適なプランをご提案します。
Linyの初期費用をネットで調べてみると、11万円や54,780円などいくつか情報がありました。プランや状況、タイミングなどによって金額に変更がありそうですが、いずれにしても初期費用の高さが目に付きます。
さらにベーシックプランは月額43,780円と他のLINEツールに比べて高過ぎると言えます。さらに上位のプレミアムプランでは月額76,780円です。
そして、その価格分の違いや優位性があるのか?という点は正直なところ疑問です。Linyでは顧客管理を売りにしていますが、これはUTAGEやLステップなど他のLINEツールでも可能です。そのあたりの詳細は機能の比較の部分で記載します。
さらに、Linyは年間契約で、契約時に1年分の利用料金を前払いする必要があり、途中解約しても返金はありません。toB向けの悪しき商習慣をいまだに引きずっていて、クライアントファーストには思えないので個人的にはおすすめできません。
一方でUTAGEは初期費用は無料で、最低契約期間の設定もありません。最上位プランでも21,670円(税込み)と、この価格で、LINEだけでなく集客から販売までの一連の仕組みを完結でき、コスト面でもかなりお得感があります。
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LINE配信機能で比較
次に、UTAGEはLinyのLINE配信機能をどのくらいカバーしているのかに焦点を当て、その違いを比較してみました。
Liny | UTAGE | |
月間配信数 | 最大45,000通 | 無制限 |
一斉配信 | 〇 | 〇 |
ステップ配信 | 〇 | 〇 |
リマインド配信 | 〇 | 〇 |
絞り込み配信 | 〇 | 〇 |
予約配信 | 〇 | 〇 |
シナリオ配信 | 〇 | 〇 |
セグメント配信 | 〇 | 〇 |
画像配信 | 〇 | 〇 |
タグ管理 | 〇 | 〇 |
リッチメニュー | 〇 | 〇 |
カルーセル | 〇 | 〇 |
個別トーク | 〇 | 〇 |
LINE友だち管理 | 〇 | 〇 |
自動応答 | 〇 | 〇 |
アクション管理 | 〇 | 〇 |
LINEテンプレート機能 | 〇 | 〇 |
回答フォーム | 〇 | 〇 |
クロス分析 | 〇 | 〇 |
流経路分析 | 〇 | 〇 |
上の表に示されるように、LINE配信機能についてLinyの「プレミアムプラン」とUTAGEの「スタンダードプラン」を比較してみると、UTAGEのLINE配信機能はLinyに劣る機能はなく、むしろ十分に充実しています。
参考として、Linyの中位プランである「ベーシックプラン」を比較すると、月間配信数は15,000通までと制限があります。また、Linyの「ベーシックプラン」には、UTAGEの全プランで利用できる「クロス分析」や「流入経路分析」などの機能は含まれていません。
UTAGEはマーケティングツールにおけるオールインワンシステムであり、多彩な機能を備えています。それに加えて、LINE配信機能もLINEマーケティングツールに劣らないこれだけの充実した機能を備えており、非常に優れたツールだということが分かります。
その他機能で比較
LINE配信機能以外のその他の機能でもLinyとUATGEを比較してみます。
スコアリング
この機能はUTAGEにはなくLinyのみの機能です。
Linyのスコアリング機能は、LINE友だちのホームページのアクセス回数や動画の視聴時間をカウントすることで、ユーザーの興味度を数値で把握することができると記載されています。
この機能を利用すれば、ユーザーごとの細かいアプローチができるため、興味の度合いが高いユーザーに向けて個別のメッセージを送るなど、顧客獲得に繋げる効果が期待できるとのことですが実際どうでしょうか?
一見すると良さそうに思えますが、
「LINE経由以外のホームページアクセスはカウントされない」であろうことを考えると、価格ほどの価値はないかもしれません。
というのも、LINEのリンクをタップしてのアクセスをカウントするのであれば、アクセス者にタグを設置して対応することで十分対応できそうです。
スコアが分かったところで、「今すぐ客」「確度の高い見込み客」などにアプローチできるだけです。なので価格ほどの価値は感じられないケースが多いかもしれません。
スコアリングが低い人は切るのか?スコアを上げていく施策を打つのか?の戦略しだいですが、正直LINEだけで教育やファン化、見込み度を上げていくのは難しいです。つまりスコアリングを上げていくのはLINEだけでは難易度が高いです。
そう考えると直近のキャンペーンやプロモーションの企画などに反応がある人に対して、タグ付けをしてタグが付いた人に対してだけ追加メッセージなどを送るだけで済む話になってくると思うので、スコアリング機能の活用できる幅は少ないかもしれません。
Linyを検討の場合には、このあたりをかなり吟味する必要があると感じました。
お試し期間
Linyは7日間のお試し体験ができますので、興味がある方は一度問い合わせてみることをおすすめします。
UTAGAEには14日間の無料期間がありますので、UTAGEを試してみたい方は下記リンクからお申込みいただけます。
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UTAGEよりLiny(リニー)が優れている点
では、UTAGEよりもLinyを選ぶメリットはあるのでしょうか?それを探るため、ここではUTAGEよりも優れているLinyの機能を紹介します。
顧客管理
Linyは取得したLINE友だちの情報を自動で管理する機能があります。住所や電話番号だけでなく、来店・購入回数、そしてスコアリング機能で把握しているホームページのアクセス回数や動画の視聴時間など多方面から情報を保存できるため、細かな顧客情報の把握に役立ちます。
ただホームページのアクセス回数もおそらくLINE経由でしか取得できないと思われますのでLinyの価格を考えると、タグ設置などで代用すれば十分だと個人的には思います。
・スコアごとの顧客セグメントを作る際に、その設計を間違うと逆にマイナス
・直近で反応してくれる人がマーケティング的には濃い見込み客、優良顧客と言えますが、そこを加味したスコア付けなのか?仮にそうだとしても直近で反応してくれた人に絞って配信するなど十分代用できそう
といった点が気になります。
また、顧客リストをしっかりと作るならどうしても目検が必要ですし、LINEで教育やファン化が難しいことを考えると、機能としてはあれば良いとは思いますが、Linyのコスパはかなり悪いのではないかと感じてしまいます。
スプレッドシートとの連携
Linyは回答フォームとGoogleスプレッドシートを連携させることで、ユーザーから得た回答内容をスプレッドシートで管理することができます。この機能を利用すれば、ユーザーの情報を数値化して分析するのに効果的です。
結論:UTAGEがあればLiny(リニー)は基本いらない
ここまでLinyとUTAGEを比較してきましたが、さいごにUTAGEをおすすめする理由をお伝えします。
金額や契約の縛り、費用対効果、使える機能を考えるとUTAGEを基本的にはおすすめします。Linyの利用者層は行政・自治体・地方公共団体や大手企業なので、それ以外の事業者には不要と言えます。
さらに細かな理由は下記に記載します。
理由1 マーケティング全般に向けた機能が揃っている
理由2 初期費用・月額費用ともにUTAGEの方がコスパが良い
理由3 会員機能の構築ができる
理由4 ファネルの構築ができる
理由5 LINEだけでなくメール配信もできる
Linyと比較してUTAGEをおすすめする最大の理由は、LinyはLINEに特化しているという特性上、マーケティング全般として考えれば、マーケティングに必要とされる機能が限られているということです。一方で、UTAGEは集客から販売までに必要な機能がすべて揃っているため、ビジネスを構築する機能が一通り備わっていることが最大のメリットです。
そして、Linyにはコスト面や契約におけるリスクが高いことも分かりました。まず、Linyは年間契約のため、契約の際は慎重な判断が必要です。また、全プランで初期費用がかかり、その費用も割高です。さらに、月額料金も上位プランは高めの設定ということもあり、コスト面における負担やリスクが大きいことがデメリットです。その点UTAGEは、オールインワンにもかかわらずコスト面でもかなり良心的です。
気になる主な機能面では、たとえば、Linyには事前決済機能がないため、予約時に決済ができません。その点UTAGEは会員機能の構築ができるため、ワンタイムオファーやアップセルを有効に活用できます。その他にも、UTAGEはマーケティングに必要なファネルの構築機能があることや、LINE配信だけでなくメール配信もできること、ワンタイムのアップセル機能など、個々に挙げたらきりがないほどのUTAGEを選ぶ多くの理由があります。
つまり、UTAGEはLINE配信機能以外にもビジネスを構築する機能が一通り備わっており、機能面でも格段に優れているのです。
以上、UTAGEとLinyを比較検証しましたが、結果、機能面と費用面双方から考えても、UTAGEの方が断然おすすめです。
まとめ
この記事では、UTAGEとLinyという2つのWebマーケティングについて、機能面やコスト面を詳しく比較しました。
まず機能面についてですが、UTAGEはLinyのLINE機能をほぼカバーしていることをお伝えしました。LinyにはUTAGEにないスコアリング機能がありますが、これはLINE経由のアクセスのみをカウントするため、限定的な数値しか得られません。マーケティングに必要な機能として考えると、UTAGEはLINEの機能においてもLinyに劣らない十分な機能を備えています。
次にコスト面に目を向けると、Linyは相場を大きく上回る初期費用や月額費用の高さが目立ちます。しかし、その価格に見合った違いや優位性はあまり見受けられません。例えば、Linyの売りである顧客管理機能は、UTAGEにも相応の機能があるため特段のメリットとはいえません。
Linyの主な利用者層は行政・自治体・地方公共団体や大手企業ですが、高額な初期費用や月額費用、また年間契約の縛りを考慮すると、それ以外の事業者には不向きといえます。
何よりUTAGEには集客から販売に必要な一連の機能が揃っており、一方のLinyはLINEを経由した機能に限定されています。このため、マーケティング全体の有用性を考慮すると、LinyとUTAGEは全く異なるのです。
結論として、機能面とコスト面の両方から考えても、断然UTAGEをおすすめします。これからLinyとUTAGEの導入を検討している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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