LINEは世界中で2億人以上のユーザーを抱える、大規模なメッセージングプラットフォームです。日本での利用率は90%を超えており、情報を届ける手段としてLINEマーケティングを活用する企業はとても多いです。
UTAGEとECAIは、両者ともLINE公式アカウントと連携させて拡張機能を提供するツールですが、UTAGEとECAIのどちらにするか悩んでいる方もいると思います。
そこで本記事では、
- UTAGEとECAIの違いはなに?
- UTAGEよりECAIが優れている部分はどこ?
- UTAGEがあればECAIは必要ない?
といった疑問をお持ちの方のために、UTAGEとECAIのLINE配信機能や料金プランなどの違いを比較し解説します。
UTAGEとECAI、双方の特徴を踏まえてどちらが優れた選択肢なのかを検証していきますので、ぜひご自身の選択に役立ててください。
※下記からUTAGEは14日間の無料利用が可能です。
※無料期間に解約すれば費用は1円もかかりません。
ECAI(イーシーアイ)の概要、特徴
画像引用元:ECAI
ECAIは、LINEで利益を高めるための機能を備えたMA(マーケティングオートメーション)ツールです。LINE公式アカウントの機能を拡張し、セグメント・ステップ配信を行ったり、お客様対応を自動化して業務効率をアップさせたりすることが可能です。
またECAIは、Shopifyなどのオンラインショップのカート情報とLINEの友だちの情報を連携させられるので、オンラインショップを運営したい人に向いているツールです。
フリープラン(月額料金無料)もあって、導入のしやすさが嬉しいポイント。無料でサポートチャットを利用できるので、LINEマーケティングのツール導入が初めての方でも安心して利用できます。
■料金プラン
- フリープラン 0円
- LINE公式拡張プラン 月額9,800円
- オートコールセンタープラン 月額100,000円
■機能一覧
- セグメント配信
- ステップ配信
- 各種カート連携によるセグメント配信
- お客様対応の自動化
- 分析データ取得
- 流入元計測
■運営会社情報
引用元:株式会社バイモソフト
会社名 | 株式会社バイモソフト |
設立年月日 | 2012年4月23日 |
代表者 | 西嶋博孝 |
所在地 | 〒108-0074 東京都港区高輪4-11-24 ヒルズ高輪 B棟102 |
電話番号 | 03-3237-6100 |
公式HP(URL) | https://baimosoft.co.jp |
UTAGEとECAI(イーシーアイ)の機能を徹底比較
UTAGEもECAIも、LINE公式アカウントと連携して拡張機能を提供するツールですが、違いはどこにあるのでしょうか。
本章では、UTAGEとECAIを以下の7つの視点から徹底比較しました。
- 料金プラン
- 連携LINE公式アカウント数
- 月間配信数
- LINE配信機能
- 決済連携機能
- 無料お試し期間
- サポート面
料金プラン・連携LINE公式アカウント数・月間配信数で比較
UTAGE | ECAI | ||||
ライト | スタンダード | フリー | LINE公式アカウント機能拡張 | オートコールセンター | |
初期費用 | 0円 | 0円 | 800,000円 | ||
月額料金 | 9,700円 | 21,670円 | 0円 | 9,800円
※有効友だち数9,800人を超えたら1友だちにつき@1円 |
100,000円
※有効友だち数10万人を超えたら1友だちにつき@1円 |
月間配信数 | 無制限 | 200通 | 無制限 | ||
連携LINE公式
アカウント数 |
1つ | 無制限 | 1つ | 100つ | |
オペレーター | 1人 | 5人 | 1人 | 200人 |
■料金面
ECAIには「フリー」「LINE公式アカウント機能拡張」「オートコールセンター」の3プランがあります。
「オートコールセンター」プランは、通販のコールセンターを構築したい人向けなので、LINE公式アカウント機能拡張を行いたい場合、「フリープラン」か「LINE公式アカウント機能拡張」を選択するのがおすすめです。
料金面でECAIの強みは、月額料金0円のフリープランがあることです。
フリープランを利用できる期間に制限はないため、月間配信通数が200通を超えるまで、ずっと無料で使用できます。(月間配信通数200通を超えると自動でLINE公式アカウント機能拡張プランへ移行します。)もちろん、アップグレードする前に解約すれば、費用発生はしません。
UTAGEには「ライト」と「スタンダード」の2プランがあります。使える機能にほとんど違いはありませんが、スタンダードプランは全ての機能が無制限で使えます。
月額19,700円のため、高く感じてしまうのですが、UTAGEの強みは「オールインワンシステム」であるということです。
連携できるLINE公式アカウント数に制限がありませんし、その他、LPや会員サイトの作成、動画アップロードができるなど、オンラインマーケティングに必要な機能が揃っているので、かなり破格の値段となっています。
■月間配信数
ECAIではフリープランは月200通までですが、LINE公式アカウント機能拡張、オートコールセンターの有料プランになると、無制限となります。それ以降は、友だち数の上限で月額料金が変わってきます。
UTAGEではライト、スタンダード、両方のプランで無制限に利用できます。
■連携LINE公式アカウント数
ECAIは、フリープランでは1アカウントまで、LINE公式アカウント機能拡張、オートコールセンターの有料プランになると、100アカウントまでLINE公式アカウントを連携できます。
UTAGEでは、ライトプランが1アカウント、スタンダードプランだと無制限です。
複数のアカウントを使い分けて運用したい場合には、UTAGEの「スタンダードプラン」とECAIの「LINE公式アカウント機能拡張プラン」がお得です。複数のLINE公式アカウントと連携できるので、月額費用をかなり抑えることができますよ。
LINE配信機能で比較
UTAGE | ECAI | |
1:1トーク | 〇 | 〇 |
シナリオ配信 (ステップ配信) |
〇 | 〇 |
一斉配信 | 〇 | 〇 |
リマインダ配信 | 〇 | 〇 |
セグメント配信 | 〇 | 〇 |
自動応答 | 〇 | 〇 |
テンプレート | 〇 | 〇 |
イベント予約 | 〇 | 〇 |
カレンダー予約 | 〇 | × |
回答フォーム | 〇 | 〇 |
アンケート | 〇 | 〇 |
タグ機能 | 〇 | 〇 |
友だち情報管理 | 〇 | 〇 |
リッチメニュー | 〇 | 〇 |
LINE通知設定 | 〇
(Chatwork・Slac) |
〇
(LINE・メール・Chatwork) |
登録経路分析 | 〇 | 〇 |
分析・測定
(開封率・クリック数など) |
〇 | 〇 |
LINE公式アカウントと連携させた配信機能は、UTAGEとECAIどちらも同じように使うことができます。
ただ、UTAGEではできますが、ECAIでは「カレンダー予約」ができません。
UTAGEには、GoogleカレンダーとZOOMを連携させることで個別相談の管理を自動化できる「カレンダー予約」が備わっています。LINEを使った手動の追跡やメッセージ送信が不要になり、相談前後に自動的にリマインドメールが送信できるなど、大変便利な機能です。
引用元:イベント個別相談の予約機能(Googleカレンダー・ZOOM連携、担当者の設定方法) | UTAGEマニュアル
個別相談の予約管理・リマインダーの自動送信・スケジュール管理・参加者の状況管理などが行える「カレンダー予約」ができるとできないとでは、生産性の面でかなりの差が出てくるのではないでしょうか。
UTAGEはオールインワンシステムで、LINE配信以外の機能もたくさん備わっているのに、LINE配信においてこれだけ十分な機能が使えるので、本当に優秀なツールだと思います。
決済機能で比較(UTAGEのみ)
UTAGE | ECAI |
・Stripe
・Univapay ・AQUAGATES ・テレコムクレジット |
決済連携機能なし |
ECAIには決済連携の機能はありませんが、UTAGEでは、「Stripe」「UnivaPay」「AQUAGATES」「テレコムクレジット」と連携して決済が可能です。
中でも「UnivaPay」は「一括入金型分割決済」を使えるため、とても便利です。
例えば通常、購入者が2万円を24回の分割払いを選択すれば、販売者は毎月2万円の支払いを24回受け取ることになるのですが、「一括入金型分割決済」を利用すると、商品購入時に48万円を一括で受け取ることができます。対して購入者は、商品の代金を24回払いで支払うことができます。
「一括入金型分割決済」は、高額の商品であっても分割ができることで売上がアップし、回収漏れを減らすことができます。販売者・購入者双方にとってメリットの多い決済方法ですので導入しない手はないでしょう。
無料お試し機能で比較
UTAGEには14日間の無料お試し期間がありますが、ECAIにはありません。しかしECAIには月間200通までのフリープラン(月額料金0円)があります。
UTAGEとECAIどちらも、サービスが自分に適しているのかを見極めるために、無料で始められるのは嬉しいポイントです。
※下記からUTAGEは14日間の無料利用が可能です。
※無料期間に解約すれば費用は1円もかかりません。
サポート面で比較
UTAGE | ECAI | ||||
ライト | スタンダード | フリー | LINE公式アカウント機能拡張 | オートコールセンター | |
使い方マニュアル | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
LINEサポート | × | × | 〇 | 〇 | × |
chatwork | × | × | × | 〇 | 〇 |
ZOOM | × | × | × | × | 〇 |
電話 | × | × | × | × | 〇 |
問い合わせ
フォーム |
〇 | 〇 | × | × | × |
営業時間 | 平日10時~18時 | 平日10時~17時 |
UTAGEのサポート体制は、「問合せフォーム」と「使い方マニュアル」の2つです。現状、電話やZOOM、チャットなどのサポートは行っていません。
提供しているサポートは少ないものの、サポートチームの対応は丁寧で、問合せしてから営業日3日以内には回答が得られます。
一方ECAIでは、料金プランによって使えるサポートが異なりますが、「使い方マニュアル」「LINE」「ZOOM」「電話」の4つのサポートを用意しています。フリープラン(月額料金無料)でも、LINEでのチャットサポートに対応しているので、LINEマーケティングの導入が初めての方でも安心して利用できます。
どちらもサービス利用前でも問い合わせることができます。導入前に不明点はどんどん聞いておきましょう。
■サービス利用前の問合せ先
UTAGE | ・問合せフォーム
UTAGE 問い合わせフォーム(平日10時~18時) |
ECAI | ・電話
03-6868-8665 (平日10時~19時) |
UTAGEよりECAI(イーシーアイ)が優れている点
ECAIがUTAGEよりも優れている点が2つあります。
- アカウントが育つまで完全無料でスタートできる
- shopifyなどECサイトと連携可能なカートシステムがある
アカウントが育つまで完全無料でスタートできる
ECAIでは、月間配信通数が200通までなら、月額料金無料の「フリープラン」を利用できます。
そのためECAIならアカウントが育つまで完全無料でビジネスをスタートできるのです。(LINE公式アカウントも、月200通までなら月額料金無料の「コミュニケーションプラン」を利用できます。)
連携できるLINEアカウントは1つまでとなりますが、初期費用も0円で、半永久的に無料で使えます。
■ECAIのフリープランでできる主な機能
- 1:1トーク
- セグメント・シナリオ配信
- 友だち情報管理
- カート連携
- イベント予約
- 流入経路分析
- リッチメニュー設定
このようにフリープランであっても、基本的な機能は使えますので、無料で始めたい方にはECAIは有力な候補となるでしょう。
shopifyなどECサイトと連携可能なカートシステムがある
ECAIは、
- shopify
- EC force
- サブスクストア
- 楽楽リピート
- リピスト
のカートなら自由にいくつでも連携可能です。
API連携することによって、各カートとECAIで同じ電話番号やメールアドレスを利用しているユーザーの、各カート内の情報とECAIのLINE情報を紐づけられます。
購入情報をもとにLINEにてセグメント配信、ステップ配信ができたり、お客様が配送状況をLINEで確認できたりします。
下の画像は、配送状況の閲覧イメージです。
引用元:新機能 vo.5┃配送状況差し込み – ECAI 完全活用ガイド
ECAIでは、複数カートを1つのLINEで連携することも可能です。例えば「ecforce]
と「Shopify」で運用しながら1つのLINEと連携が可能になるので、
- shopifyで商品Aを購入した人
- ecforceで商品Aを購入した人
それぞれにメッセージを分けて配信が可能になります。カートごとにキャンペーンを分けてオンラインショップを運営している方にも便利です。
通販でLINEを活用するならECAIはかなり有益なツールと言えるでしょう。
結論!UTAGEがあればECAI(イーシーアイ)は必要ない!
結論、UTAGEとECAIを比較すると、UTAGEの方がオススメです。UTAGEがあればECAIは必要ありません。
なぜなら、UTAGEはオンラインビジネスにおける集客と売上の悩みを解決するオールインワンシステムであり、LINE配信機能はUTAGEが提供している機能の中の一つでしかありません。
■UTAGEでできること
- ファネル作成
- メール配信
- LINE配信
- SNS配信
- 決済システムとの連携
- 動画アップロード・配信
- AIアシスト
- 自動ウェビナーの設定
- 会員サイト運営
- イベント・セミナー予約
- パートナー(アフィリエイト)
UTAGEでは、LINE配信機能以外にも、これだけの機能を備えています。
連携させるLINEアカウントが1つであれば、UTAGEのライトプラン(月額9,700円)でも十分です。メルマガやウェビナー、会員サイトの運営、決済システムとの連携など、オンラインマーケティングに必要な機能を幅広くカバーしています。
ただ、ECAIは公式LINEアカウント拡張機能に特化し、「ステップ配信」「一斉配信」「セグメント配信」などの機能が月間配信数200通までなら無料で使えるので、LINE配信だけを見るとECAIの方が使いやすいと感じる人もいるかもしれません。
公式LINEアカウント連携機能に限定したツールを選びたい人はECAI、公式LINE連携機能以外のオンラインマーケティング全般を網羅したツールを選びたい人はUTAGE、という選択になるでしょう。
14日間の無料お試し期間を利用できるので、まずは一度UTAGEを体験してみてください。
※下記からUTAGEは14日間の無料利用が可能です。
※無料期間に解約すれば費用は1円もかかりません。
まとめ
本記事では、UTAGEとECAIのLINE配信機能や料金プランなど、さまざまな視点から徹底比較しました。
ECAIは、LINE公式アカウントの機能を拡張させ、LINEで利益を高めるために必要な機能を備えた、LINE公式アカウント機能拡張サービスです。無料で始めることができ、オンラインショップのカート情報と連携できるのが強みですので、オンラインショップでLINEを活用したい方にオススメのツールとなっています。
しかし、
- UTAGEかECAI、これからどちらを使うかで迷っている
- 複数のツールを使い分けるより、ひとつにまとめたい
- LPや会員サイトも作れるツールの方がいい
という人は、UTAGEがおすすめです。UTAGE1本で集客や動画配信、メール・LINE配信、会員サイト作成まで全てまかなえます。
今はLINEだけでいいと考えている方でも、将来的な拡張性を考えるとUTAGEを選ぶメリットは大きいです。
UTAGEには14日間の無料お試し期間が設けられていますので、実際にUTAGEを体験してから契約するかを決めるのもよいでしょう。
※下記からUTAGEは14日間の無料利用が可能です。
※無料期間に解約すれば費用は1円もかかりません。