今回は、UTAGEの初期設定について詳しく解説します。
この記事は、
- UTAGEの初期設定について必要な項目を知りたい。
- 各項目の必要性も知りたい。
- それぞれの設定方法について分かりやすく解説して欲しい。
といった疑問を解決する記事になっています。
UTAGEで設定できることはたくさんありますが、中でも初期に設定しておきたい項目が7つあります。
それぞれの項目の必要性についても解説していますので参考にしてください。
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UTAGEの初期設定に必要な7つの項目
UTAGEをスムーズに始めるために必要な初期設定は7つあります。
それぞれ解説していきます。
①決済連携を設定する
決済連携とは、商品販売をする際に決済代行会社のアカウントを連携する機能で、ファネル機能のページで商品販売をする場合には必要な設定です。
UTAGEでは、Stripe、UnivaPay、AQUAGATES、テレコムクレジットの4つの決済代行会社と連携することができます。
UTAGEがおすすめしているのはUnivaPayです。
UnivaPayは国内の決済代行会社で事前に商品審査が入るので運用中にアカウント停止になるリスクが少ないですし、手数料も海外決済代行会社と比べて安く抑えられるケースがあります。
アカウント連携方法
①「ファネル」→「決済連携」をクリックし、設定画面を表示します。
②連携したい決済方法の必要項目を入力し、保存します。
UTAGEが推奨しているUnivaPayの決済連携設定については、「UTAGEでUnivaPayの決済連携のやり方は?旧・新システムどちらも徹底解説!」で詳しく解説しているので参考にしてください。
複数決済アカウントの連携方法
商品ごとに連携アカウントを変更する場合、複数決済アカウントを登録しておくと良いです。
①「決済連携設定」画面の「共通設定」で「決済アカウント多重化設定」を「利用する」に設定し、保存します。
②もう一度「決済連携設定」を開くと設定済みのアカウントはデフォルトとして保存されており、「+追加」で別のアカウントを追加できます。
③商品登録時に連携したい決済アカウントを選択できるようになります。
②ドメインを取得する
独自ドメインを使えば以下のようなメリットがあります。
UTAGEから支給されるデフォルトのドメインもありますが、独自ドメインを利用すると会員サイトや販売ページのURLからUTAGEで作っているとバレません。
これにより、ブランディングがしっかりしているというイメージを持たれやすくなります。
また、どちらか一方しかブラウザに保存されないため、ユーザーが別のUTAGE利用者によって作成された会員サイトにログイン情報を保存していると、こちら側がUTAGEで作成したログイン情報が保存されなくなってしまいます。
独自ドメインを利用すれば、このようなユーザーの混乱も防ぐことができます。
独自ドメインを利用するには、UTAGE以外の2つのサービス(ドメイン取得、レンタルサーバー契約)を利用する必要があります。
まずはドメイン取得について、お名前.comでのドメイン取得方法を例に挙げて解説します。
ドメイン取得方法
①お名前.comの検索窓から希望する文字列を入力し、「検索」を押します。
②取得したいドメインを選択し、「次へ進む」を押します。
③申込内容と合わせて、レンタルサーバーとオプションが表示されるので必要項目を選択します。
④初めて利用する場合は会員情報を入力し、「次へ進む」を選択します。
⑤支払方法を選択し、「申し込む」をクリックします。
⑥以下のような画面が表示され、登録したメールアドレスにメールが届いたら取得完了です。
③サーバー契約をする
ドメインを取得したら、サーバーと紐づけるためにレンタルサーバーと契約する必要があります。
今回は例として、エックスサーバーとの契約方法を解説します。
Xサーバーの無料お試しの申込手順
①エックスサーバーの公式サイトから「お申込ページに進む」をクリックし、「10日間無料お試し 新規お申し込み」を押します。
②サーバーの契約内容を選択し、「Xサーバーアカウントの登録へ進む」をクリックします。
③お客様情報を入力し、「次へ進む」をクリックします。
④表示されているメールアドレス宛に6桁の数字が記載されたメールが届くので、これを「確認コード」に入力し、「次へ進む」をクリックします。
⑤入力内容に問題が無ければ「この内容で申込する」をクリックします。
⑥数分以内に件名が「サーバー設定完了のお知らせ」のメールが届いて完了です。
Xサーバーの本契約手順
無料お試し期間に問題が無ければ本契約の手続きをします。
①「Xserverアカウント」にログインします。
②上メニューの「料金支払い」をクリックし、左端にチェックを入れて契約期間を選択し、「支払方法を選択する」をクリックします。
③希望する支払方法を選択し、クレジットカードの場合は必要項目を入力して「確認画面へ進む」を押します。
④「支払いをする」をクリックして完了です。
④ネームサーバーの設定〜ドメイン追加
ドメインを取得とサーバー契約が完了したら、取得したドメインをレンタルサーバーに紐づける作業(ネームサーバー設定)が必要です。
①お名前.com Naviにログインし、「ネームサーバー設定」→「ネームサーバーの変更」をクリックします。
②「1.ドメインの選択」でネームサーバー設定するドメインにチェックを入れます。
③「2.ネームサーバーの選択」で「その他のサービス」を選択し、Xサーバーのネームサーバーを入力します。
〈Xサーバーのネームサーバー〉
- ネームサーバー1:ns1.xserver.jp
- ネームサーバー2:ns2.xserver.jp
- ネームサーバー3:ns3.xserver.jp
- ネームサーバー4:ns4.xserver.jp
- ネームサーバー5:ns5.xserver.jp
④入力内容に間違いなければ「OK」を押し完了です。
ネームサーバー変更は反映するまでに最大72時間程度かかります。
⑤エックスサーバーでドメイン追加をする
エックスサーバーの管理画面から「ドメイン設定」をクリックします。
「ドメイン設定追加」をクリックします。
ドメイン名の箇所に取得したドメイン名を入力します。
例)aaaaa.com
入力したら確認画面に進みます。
入力したドメインに間違いがなければ「追加する」をクリックします。
下記のような画面になれば完了です。
⑤ドメイン認証(DKIM認証)をする
DKIMとは、電子メールの送信者がそのドメインの権限者である証明をするための電子メール技術です。
メール配信する際に信頼性の高いメールの配信に繋がります。
こちらでは、引き続きXサーバーでドメイン認証する方法を例に挙げて解説していきます。
ドメイン認証(DKIM認証)の設定方法
ドメイン認証(DKIM認証)は、UTAGE側とXサーバー側の設定が必要です。
UTAGE側での設定
①「メール・LINE配信」→「DKIM認証設定」をクリックします。
②「追加」を押して「送信元メールアドレスのドメイン」を入力し、注意事項を確認後「保存」を押します。
③発行されたDNS設定内容が表示されます。
Xサーバー側での設定
①エックスサーバーにログイン後、「サーバーパネル」→「DNSレコード設定」→「ドメイン選択画面」でDKIM認証をしたいドメインを選択します。
②「DNSレコード追加」をクリックします。
③UTAGE側で発行されたDNS設定内容を貼り付け、「確認画面へ進む」をクリックします。
④内容を確認後、「設定を追加する」をクリックします。
⑤追加完了のメッセージが表示されたら完了です。
⑥LINE公式アカウントと連携する
UTAGEでLINE配信する場合には、LINE公式アカウントとUTAGEの連携が必要です。
UTAGEとLINEを連携すると、友だち管理や一斉送信、ステップ配信、リマインダ配信の他にもメール配信にはない1to1トークが可能になり、個別のやり取りができるようになります。
LINE公式アカウントとの連携方法
LINE公式アカウントとの連携方法を7ステップで解説します。
ステップ1:Messaging APIを利用する(LINE公式アカウント画面)
①LINE公式アカウントにログインし、「設定」をクリックします。
②「Messaging API」をクリックし、表示される「Messaging APIを利用する」をクリックします。
※LINE公式アカウントではじめて「Messaging APIを利用する」場合、「LINE Developersに登録する開発者情報」の入力が求められるので、必要事項を入力します。
③「プロバイダーを選択」が表示されたら「プロバイダーを作成」または選択をし、「同意する」を押します。
⑤「プライバシーポリシー」「利用規約」を記載したURLを貼り付けます。(こちらは任意です。)
⑥内容に問題なければ「OK」をクリックし、画面中央に表示される「Channel ID」「Channel secret」をコピーします。
ステップ2:Messaging API設定を連携する(UTAGE画面)
①UTAGE画面で「メール・LINE配信」→LINE使用のアカウントをクリックします。
②LINEアカウント設定をクリックし、LINE公式アカウント画面でコピーした「Channel ID」「Channel secret」を貼り付けます。
ステップ3:シナリオを設定する(UTAGE画面)
「友だち追加後に登録されるシナリオ」「ブロック解除時に登録されるシナリオ」「システム導入前から友だちが登録されるシナリオ」を必要に応じて設定します。
(こちらは任意です。)
ステップ4:経路分析の設定をする(UTAGE画面)
認証方式を「LINEログイン認証」に設定します。
認証方式とは、友だち追加されたときの登録経路を判定する方法です。
LINEログインとの連携が必要ですが、簡易認証と比較して正確性が高いのでおすすめです。
ステップ5:LINEログイン認証のチャネルを設定する
LINEログイン認証では、「LINE Developers」でLINEログインを新規作成する必要があります。
手順は以下の通りです。
- LINE公式アカウント画面から、「設定」→「Messaging API」→「LINE Developers」に移動する
- LINE Developersにログインし、右上のアイコンをクリックする
- LINEアカウント情報が表示されるので、「LINE Developers コンソール」をクリックする
- LINE公式アカウントで作成、もしくは選択したプロバイダー名をクリックする
- 「Messaging API」が表示されていることを確認する
- 新規チャネル作成をクリックする
- LINEログインをクリックする
- 「チャネルの種類」「プロバイダー」を確認する
- サービスを提供する地域を選択する
- チャネルアイコン、チャネル名、チャネル説明を入力する
- アプリタイプを選択する
- 「2要素認証の必須化」はOFFのままにする
- メールアドレスを入力する
- プライバシーポリシーとサービス利用規約のURLを入力する
- LINE開発者契約の内容に同意する
- 「開発中」をクリックし、「公開」に変更する
- チャネルIDをコピーし、UTAGEの「チャネルID」欄に貼り付ける
- チャネルシークレットをコピーし、UTAGEの「チャネルシークレット」欄に貼り付ける
- 内容を最終確認して「保存」を押す
ステップ6:LINE公式アカウントを設定する
①LINE公式アカウントに戻り「応答設定」を選択します
②Webhookを「ON」にします。
③ページ更新すると、Messaging APIの「Webhook URL」にUTAGEで連携されているURLが表示されるので確認します。
ステップ7:LINE連携の確認をする
UTAGEとLINE公式アカウントの連携設定後は、テストを行ってください。
テストの手順は以下の通りです。
- UTAGEの「シナリオ管理」→「追加」でシナリオを追加する
- 「管理用シナリオ名」を入力する
- 追加したシナリオをクリックし、「ステップ配信」を押す
- 「LINEメッセージ追加」を押し、メッセージを入力して保存する
- ステップ配信内容を確認する
- LINE登録ページをクリックし、スマホでLINE友だち追加QRコードを読み取る
- スマホ画面でLINE友だち追加をする
- スマホのトーク画面でメッセージが送信されたことを確認する
- スマホでメッセージを送信する
- UTAGE画面でLINE友だち一覧に表示されていることを確認する
- UTAGEのLINEチャット画面の「1to1トーク」画面でスマホから送信したメッセージが受診できているか確認する
⑦ページ要素(フッター)を設定する
ページ要素(フッター)とは、プライバシーポリシー、特商法に基づく表記、会社概要のリンク付け、Copyrightを表示するための要素です。
これらを表記することは、サイトの信頼を獲得するためにとても重要です。
①「ファネル」→「ファネル一覧」から設定するファネルをクリックします。
②「ページ一覧」から要素を追加するページの「編集」をクリックします。
③編集画面で「フッター」を追加したい場所の「+」をクリックします。
④ポップアップ表示内で「フッター」を選択します。
⑤フッターの要素が表示されたら追加完了です。
UTAGEは14日間無料でお試しできます。
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UTAGEの初期設定でよくある質問
UTAGEの初期設定でよくある質問をまとめています。
おすすめの決済代行会社は?
UTAGEで推奨している決済代行会社はUnivaPayです。
UnivaPayは国内の決済代行会社で、事前に商品審査が入るので運用中にアカウント停止になるリスクが少ないです。
また、コンテンツビジネスなどの無形商材に強く、他社より審査に通りやすいですし、扱う商材によっては海外の決済代行会社より安くなるケースがあります。
PayPalとは連携できる?
PayPalとは連携できません。
PayPalは海外の決済代行会社で、突然アカウント停止になるなど運用中のトラブルが多いのでUTAGEとは連携していません。
独自ドメインのSSL証明が更新できない
UTAGE側で独自ドメインが正常に完了しているときは、SSL証明はUTAGE側で更新しています。
そのため、独自ドメイン取得元のサーバーのSSL証明を更新する必要はありません。
まとめ
今回はご紹介したように、UTAGEをスムーズに始めるために必要な初期設定は7つです。
決済連携は商品を販売するうえで必須の設定です。
また、独自ドメインを取得することで「UTAGEで作成しているページだとバレない」「「ログイン情報を保存できない」現象の回避」だけでなく、しっかりしたブランディングを持っているというイメージを持たれやすくなります。
他にもLINE配信をする場合には公式アカウントとの連携は必須です。メール配信にはない1to1トークで個別のやり取りができます。
さらに、ページ要素(フッター)はサイトの信頼性を獲得するためにとても重要な要素です。
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