オンラインビジネスに携わっている人なら一度は耳にしたことがある、「UTAGE」ですが、と「ティーチャブル」からの乗り換えを検討していたり、自分にはどっちが良いか検討している人も多いと思います。
今回は、「UTAGE」と「ティーチャブル」を徹底比較して、
- それぞれ実際にどんなことができるの?
- 2つのツールにはどんな違いがあるの?
- 私のビジネスに向いているのはどっち?
などが分かる情報をまとめました。
最後まで読めば、自分のビジネスニーズにあったツールがどちらなのかはっきりとわかるでしょう。あなたのオンラインビジネスを次のレベルへと導く答えを見つけてください。
UTAGEとティーチャブルの概要と特徴、おすすめな人
オンライン・マーケティングに特化したUTAGE、オンラインスクールに特化したプラットフォームのティーチャブルと、タイプの違うビジネスツールですが、どちらも集客してからコンテンツ販売の仕組みが作れるのが特徴です。
ここでは、それぞれのサービスの概要、特徴、おすすめな人や利用シーンについて詳しく見ていきましょう。
UTAGEの概要、特徴、おすすめな人・利用シーン
UTAGEは、集客から販売、カスタマーサポートまでを一元管理できるオールインワンシステムです。サービスや商品をインターネット上で販売するために必要な機能が全て備わっていて、複雑な販売導線も基本的にはUTAGE一つで完成させることができます。
特に、オーダーバンプ、アップセル、購入後のフォローアップなどの、LTVを挙げるための仕組みを簡単に作ることができるため、マーケティングのスキルがある人にかなりオススメです。また、これまで複数契約していたメール配信スタンドやLINE配信システムなども不要になるので、経費の削減にもつながります。
UTAGEは、日本市場に特化しており、日本人が好むデザインのテンプレートや、LINEとの連携など、日本のマーケティングに適した機能を多数備えています。また、サポートも日本語で提供されているため、安心して利用できます。
UTAGEがおすすめな人は、
- オーダーバンプ、アップセル、ワンタイムオファーなどの仕組みを作ってLTVを挙げたい人
- 日本市場に特化したビジネスを展開している企業や個人事業主
- LINEを活用してマーケティングを行いたい人
です。
そして、UTAGEが大いに力を発揮できる利用シーンとしては、以下の3つがあります。
UTAGEを使用して、新商品の販売ページを簡単に作成し、集客から販売、アフターフォローまでのプロセスをスムーズに運営できます。
オンラインセミナーやワークショップを計画する場合、UTAGEを利用して参加者の募集、管理、そしてセミナー後のフォローアップを一括してできます。
UTAGEのマーケティングツールを活用して、購入者に対するフォローアップやリピート購入を促すキャンペーンを効率的に行え、LTVの向上に活用できるでしょう。
ティーチャブルの概要、特徴、おすすめな人・利用シーン
ティーチャブルは海外製(アメリカ)のツールで、オンラインコース、コーチングセッション、デジタルダウンロード商品の販売に特化したプラットフォームです。数年前までは、こういったツールは日本製のもので性能が良いものはなかったため、日本人でティーチャブルを使っている人もたくさんいます。
英語さえ分かれば、初心者でも使いやすいユーザビリティと、コース作成からマーケティング、収益化までをサポートする豊富な機能を備えているため、技術的な知識がない初心者から、既にオンライン教育ビジネスを展開しているプロフェッショナルまで、幅広いユーザーに対応しています。
ティーチャブルがおすすめな人は、
- 英語にアレルギーがない人
- 無料でオンライン教育コンテンツの制作と販売を行いたい講師やコーチ
です。
UTAGEとの違いは無料プランがある点などの価格面ですが、本気でビジネスをするならば最低でもベーシックプラン(29ドル/月)が必要で、できればプロプラン(99ドル/月)にしたいところです。
円安なので、ベーシックプランでも月に約4,000円、プロプランだと月に約14,000円の負担になります。ここ最近は、日本製のこういったツールも増えてきていますので、わざわざ英語で分かりづらいティーチャブルを今から使う理由は正直ありません。
UTAGEにありティーチャブルに不足している機能や特徴
UTAGEとティーチャブルを比較すると、UTAGEにはティーチャブルにはないいくつかの機能や特徴があります。それぞれの機能や特徴について見ていきましょう。
日本市場に特化した機能や仕様
UTAGEは日本市場に特化しており、日本人が好むデザインのテンプレートや、LINEとの連携など、日本のマーケティングに適した機能を備えています。これに対して、ティーチャブルはアメリカ発のプラットフォームであり、日本市場に特化した機能はなく、英語で使いづらいです。
例えば、申し込みフォームが海外向けの設計になっているため、日本人ユーザーにとっては使いづらく感じることがあります。いつもと違った感じの申し込みフォームに怪しさを感じたり、記入することがストレスになり、申し込み率の低下につながる可能性もあるでしょう。
さらに、ティーチャブルの公式サイト・メールのデフォルト設定は英語であるため、利用する場合には、サイトの日本語化設定やメールの日本語化設定が必要になります。日本語でサクサクと作業を行いたい場合には、この余計なワンステップが作業の効率化を下げ、ストレスとなるでしょう。
一方、日本市場に特化しているUTAGEではサイト設定やメール設定だけでなく、日本語サービスも充実しているので、言語によるストレスは全くなくなります。
日本国内でビジネスを展開している企業や個人事業主にとって、UTAGEのこの特徴は大きなメリットとなるでしょう。
オールインワンシステム
UTAGEは集客から販売、カスタマーサポートまでを一元管理できるオールインワンシステムを提供しています。オーダーバンプやアップセル機能、ワンタイムオファーなどをUTAGEだけで設定することができます。
一方で、ティーチャブルを使ってUTAGEでできるような複雑なファネルを作ろうとすると、別の海外システムと組み合わせる必要があり、毎月のツール代金もかさみますし、ツールの連携も英語で海外製のため、つまづくとかなり厳しいです。
日本語サポート
UTAGEは日本語ベースのサポート体制を整えており、日本市場におけるユーザーのニーズに応えています。
これに対して、ティーチャブルはサポートが英語なので、日本語サポートが充実しているとは言えません。日本語でのサポートが必要なユーザーにとって、この点はUTAGEを選択する大きな理由の一つとなります。
ユーザー(購入者)はアカウント作成不要
アカウント作成するプロセスはユーザーにとってストレスです。簡単に購入したい、または急いで購入したいユーザーは、面倒だしやめよう!と購入に至らないこともあるでしょう。このように販売の機会を逃してしまうのです。
決済連携できる会社が多い
ティーチャブルは決済方法としてストライプサポートのみの扱いとなります。ストライプは国際的に広く利用されている決済サービスですが、他の決済サービスを利用したい場合や、ストライプが対応していない国に住んでいる場合には利用できないという不便さがあります。
また、ストライプに関しては、SNS上でアカウントが突然停止される事例が報告されており、このような事態が発生すると、売上が入らないリスクが高まります。
一方、UTAGEでは決済連携会社としてストライプのほか、UnivaPay、AQUAGATES、テレコムクレジットの決済代行会社のサービスと連携して決済ができるので選択の幅が広がりますね。
ティーチャブルにありUTAGEに不足している機能や特徴
逆に、ティーチャブルにはUTAGEにはない特定の機能や特徴を改めて探しましたが、正直これといったものはありませんでした。強いて挙げるとすれば下記となります。
国際的なプラットフォーム
ティーチャブルは国際的なユーザーを持つプラットフォームであり、世界中の受講生やクリエイターとのつながりを持つことができます。国際的にビジネスを展開したい講師やコンテンツ制作者にとって大きなメリットです。
UTAGEは日本市場に特化しているため、このようなグローバルなオンラインコースやスクール、コンテンツ販売を視野に入れている場合にはあまり向いていません。
海外ユーザー向けのユーザビリティーの高さ
ティーチャブルは、海外ユーザーにとっては使い方がとても簡単なので、技術的な知識がない初心者でも気軽にコース作成や販売を行うことができます。世界中のさまざまな人が使っているため、国内だけでなく海外のユーザーにも対応しています。
とはいえ、ティーチャブルは国際的なプラットフォームであるために、日本人ユーザーからすると、この機能があったらいいのに、という物足りない感もあります。
ティーチャブル利用者はUTAGEに今すぐ乗り換えるべき理由
これからオールインワンツールを導入する人はUTAGE一択と言えますが、今現在ティーチャブルを使っている人はかなり悩ましいと思います。
私の考えでは、多少の切り替えコストや犠牲(時間、お金)を支払ってでも乗り換えた方が長期的にはプラスになると思っています。
理由は、2点あります。
- ストライプ決済の不安
- 日本市場がUTAGEに慣れる
それぞれ解説します。
1,ストライプ決済の不安
ティーチャブルでは現在ストライプでしか利用できないようですが、ストライプの決済はかなり不安があります。
ストライプは事後審査系の決済システムのため、導入はしやすいのですが、ある一定の決済金額に到達すると審査が入り出金などが止められたり、アカウントが凍結されたりします。
現在は問題なくストライプを使えていたとしても油断はできません。決済システムが止まると当たり前ですが売上が入ってこなくなります。特に継続課金で決済が止まるとかなり致命的です。
ティーチャブルを使っていてストライプのアカウントが凍結したら、月額課金のユーザーにクレジットカードを切り直してもらう必要があります。ただ、これはハードルが高く、ユーザーからするとサブスクを辞めるちょうど良いきっかけになります。
しかも、このときにUTAGEなどで会員サイトを構築し直す必要があるので、売上が下がって資金的にも精神的にもダメージがある状態で新しいことをする必要があるので、かなり辛いと思います。
2,日本市場がUTAGEに慣れる
もう一つの理由が日本市場のユーザーや発信者が、UTAGEを使った販売導線やフォーマットに慣れたり、UTAGEをベースに色々な共有がされていくことが予想されるからです。
2024年4月時点でUTAGEの勢いはかなりスゴイです。
UTAGE利用者が増えて、ユーザーにとって買いやすい、UTAGEで作られたオーダーバンプ、アップセル、ワンタイムオファーなどが一般化すると、フォーム入力などでデメリットのあるティーチャブルはかなりストレスになりますし、申し込みフォームなどに違和感が増します。
購入ボタンを押す際には、見慣れたフォーマットが一番安心感がありストレスがないので、海外製で違和感の多いティーチャブルは成約率がどんどん下がっていくことが予想されます。
以上が、ティーチャブル利用者がUTAGEに今すぐ乗り換えるべき理由です。
まとめ
この記事を通じて、オンライン・マーケティングに特化したUTAGE、オンラインスクールに特化したプラットフォームのティーチャブルについて紹介しました。タイプの違うビジネスプラットフォームですが、どちらも集客・コンテンツ販売ができるという強みがあることがわかりましたね。
ティーチャブルはコンテンツ販売ができますが、あくまでもオンラインスクール・プラットフォームなので、スクールや教材を発信したい場合には良いのですが、販売できるものが限られている、というデメリットがあることは忘れてはいけません。また、国際的なプラットフォームであるため、日本人ユーザーには物足りなさを感じるというデメリットもありました。
以上のことを踏まえて考えると、日本国内ビジネスにおいてはUTAGEが最強のビジネスマーケティング・システムだということがわかったのではないでしょうか。
最後にもう一度、それぞれのUTAGEのメリットをまとめてみると、
- 日本市場に特化している機能しているので、日本でのビジネス展開をしている人にとっては痒いところに手が届く
- マーケティング・集客をサポートするオールインワン・サポートシステム
- 複数のツールを組み合わせるよりも業務が効率化できる
- 日本語サポートも充実している
などです。
マーケティングや集客でお悩みの方、この機会にUTAGEでビジネスの可能性を広げてみてはいかがでしょうか。