UTAGEでVIMEOは不要?動画アップロード容量と分析機能を比較

近年、動画コンテンツの需要が急速に拡大しており、企業や個人が自身のウェブサイトで動画を活用する機会が増えています。

VIMEOとUTAGEは両者とも優れた動画配信・販売ができるサービスですが、VIMEOとUTAGEのどちらにするか悩んでいる方もいると思います。

そこで本記事では、

  • VIMEOとUTAGEの違いは何?
  • VIMEOのトラブルや利用者の不満はあるの?
  • UTAGEがあればVIMEOは必要ない?

といった疑問をお持ちの方のために、UTAGEとVIMEOの動画アップロード容量や分析機能などの違いを比較し解説します。

UTAGEとVIMEO、双方の特徴を踏まえてどちらが優れた選択肢なのかを検証していきますので、ぜひご自身の選択に役立ててください。

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目次

UTAGEとVIMEOの料金・動画アップロード容量・制限・分析・機能を比較

UTAGEもVIMEOも、動画をアップロードして配信する機能が備わっていますが、違いはどこにあるのでしょうか。

本章では、UTAGEとVIMEOの料金・動画アップロード容量・制限・分析・機能の5つのポイントを比較します。

料金と動画アップロード容量で比較

ツール名 UTAGE VIMEO
容量 ライト:100GB

スタンダード:1TB

Free:1GB

Starter:100GB

Standard:1TB

Advanced:5TB

Enterprise:要問合せ

料金 ライト:月額9,700円

スタンダード:月額19,700円

(14日間の無料お試し期間あり)

Free:0円

Starter:月額2,000円(年払い14,400円)

Standard:月額4,833円(年払い34,800円)

Advansed:月額9,167円(年払い66,000円)

Enterprise:要問合せ

UTAGEには「ライト」と「スタンダード」の2プラン、VIMEOには「Free」「Starter」「Standard」「Advansed」「Enterprise」5プランがあり、それぞれの月額料金や機能、ストレージ容量などが異なります。

UTAGEのスタンダードプランは、ほぼ全ての機能が無制限で使えます。容量も1TBまで動画アップロードが可能です。一見月額料金が高く感じてしまいますが、その他のメール・LINE配信機能やLP・会員サイト作成機能などマーケティングに必要な機能は一通り揃っているので、破格の値段です。

VIMEOの「Starter」、「Standard」、「Advabced」プランは、月払いと年払いを選ぶことができ、年払いだと40%OFFになるのでお得です。Enterpriseは、VIMEOの営業チームを通じて購入できるカスタムプランとなっており、月払いはできません。

VIMEOには「Freeプラン(月額0円)」があり、動画の編集や管理、共有が行え、基本的な視聴者分析も行えます。無料であっても動画アップロード機能を使えるのは、UTAGEにはないメリットでしょう。

アップロード制限で比較

ツール名 UTAGE VIMEO
制限 容量を超えた場合は従量課金で
容量追加が可能。100GBで150円(税込み)/月額
・動画利用可能数
Free:動画3本/月
Starter:動画60本/年
Standard:動画120本/年
Advanced:動画500本/年
Enterprise:要問合せ・2TBの帯域制限
全プラン

VIMEOの場合、アップロードできる動画の利用可能数が決まっており、Freeプランを除いて、年間ベースで割り当てられます。付与された動画利用可能数を使い切らなかった場合であっても、プラン更新時に繰り越しはされませんので注意しましょう。

さらにVIMEOの制限で気を付けないといけないのが、全プランに「帯域幅2TB」の制限がかかることです。これは視聴者に動画を配信するために使用されるデータで、動画の数や動画の容量ではなく「何人に、何時間観られたか」という制限です。

UTAGEでは、VIMEOのような帯域制限はかからないので、視聴数や視聴時間を気にせず動画を提供することができます。

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分析機能を比較

UTAGE、VIMEOどちらにも、アップロードした動画の分析機能が備わっています。

ツール名 UTAGE VIMEO
分析機能 ・インプレッション数
・視聴数
・視聴維持率
・インプレッション数
・視聴数
・視聴維持率
・SNSの視聴分析
(視聴回数・いいね数・シェア数・視聴率など)
・地域別の分析
・インタラクションツールの分析
(お問い合わせフォーム、カード、CTAなど)
・Googleアナリティクスとの統合
・ライブ配信中・配信後の分析
・チームメンバーの視聴分析
(視聴の有無・平均視聴時間・視聴回数など)全プラン

動画分析機能は、VIMEOの方が充実しています。下のページは、すべての動画に関する分析の集計結果を表示するダッシュボードです。

引用元:高度な分析|VIMEO 

視聴数や視聴率、視聴者維持率、インプレッション数はもちろんのこと、ダッシュボードからSNS(YouTubeやFacebookに公開された動画)の統計や全体的な動画パフォーマンスをモニタリングすることが可能で、再生数のほか、いいね数、リツイート数などの確認もできます。

さらにStandard以上のプランで、Googleアナリティクスとの統合にも対応しているので、動画とウェブサイトの統計情報を見ることもできます。その他、Advanced、またはEnterpriseプランなら、配信がライブ状態にあった時のイベントの視聴率も反映されます。

また、自分で自分の動画にアクセスした場合は自分の動画分析にカウントされませんので、ユーザーの動画視聴のみを分析できるのも嬉しいポイントです。

一方UTAGEでは、インプレッション数・視聴数・視聴維持率の3つを確認できます。分析したい期間を指定することもでき、期間ごとの視聴回数の分析が可能です。

引用元:動画管理(動画アップロード・配信機能) | UTAGEマニュアル

その他機能や可能な設定で比較

ツール名 UTAGE VIMEO
可能な設定の比較 ・UTAGEで作成したファネルページや
会員サイト、外部サイトへの埋め込みが可能
・希望の動画再生時間に購入ボタンを
表示させることが可能
・細かな公開範囲の設定が可能
・外部サイトへの動画埋め込みが可能
・「Video Create」で動画制作・編集が可能

VIMEOにはない機能として、UTAGEには自動再生のオン・オフ設定や、途中まで動画を視聴したら購入ボタンを表示させるなどの、マーケティングに必要な機能と連携させる機能が備わっています。

UTAGEにはない機能として、VIMEOには動画公開範囲を細かく設定できる機能があり、セキュリティ面がとても優れています。

動画にパスワードを設定して限定公開にすることができ、任意に閲覧できる人を設定できます。ドメインを指定して、限られたサイトでしか視聴できないようにすることも可能です。

さらにVIMEOでは動画制作・編集ができます。有料プランのみ使える動画ツール「Vimeo Create」があり、テンプレートを使用して動画を作ったり、オンライン講演のトリミングなどが簡単に行えます。

有料の動画編集ソフトを持っていない、または少しだけ動画を編集したいという場合には、「Vimeo Create」を使ってみてもいいと思います。ただし動画編集の専用ソフトと比べると機能は劣るため、VIMEOを動画制作のために利用している人を、個人的にはあまり耳にしません。

VIMEOは主にクリエイターが作成したプロフェッショナルなコンテンツの配信に利用されることが一般的なため、VIMEOの動画制作機能を使っている人はあまりいないでしょう。

VIMEO利用者は「帯域制限」トラブルや不満も多い

VIMEOを利用する上で注意が必要なのが、「帯域幅2TB」という制限です。「帯域幅」とは、「データ転送量」や「通信量」と同じようなものです。

VIMEOでは毎月2TBまでという帯域制限があるのですが、これは動画の数や容量ではなく、何人に何時間見られたかという制限です。2TB以上の帯域幅を必要とする場合、カスタムプランへのアップグレードや追加請求の通知がくるケースがあり、ユーザーの間で話題となっています。

以下に、X(旧Twitter)に寄せられたVIMEOの帯域幅に関するコメントを紹介します。

 

では実際に、「どれくらいの人が、どれくらいの時間、動画を視聴すると2TBを超えてしまうのか」という点がポイントになってくると思いますが、VIMEOの公式サイトでは、次のように掲載されています。

大多数のVimeoユーザー(99%以上)が毎月の帯域幅の制限値には達しないため、追加で帯域幅を支払う必要に迫られることはありませんのでその点をご理解ください。

引用元:Vimeoの帯域幅

具体的な数字やケースがはっきりと書かれていないので分かりにくいのですが、「ほとんどの利用者は2TBを超えることはありませんよ」ということを言っています。

もし、帯域幅2TBを超える使用量があった場合には、VIMEOから連絡がきます。このような場合には、3つの選択肢から次の対応を選ぶことになります。

  • 帯域幅の使用料を削減し現在のプランを継続する
  • カスタムプランかEnterpriseアカウントへアップグレードする
  • 他のサービスに乗り換える

帯域幅の2TBを超えた利用があったからと言って、アカウントがある日突然停止されたり、いきなり過剰分の利用請求がされるわけではありません。

段階を踏んで通知や警告がありますので安心してください。もちろん警告を無視して使い続ければ、アカウントは凍結されます。

VIMEOからのメールは英語ですので、迷惑メールだと思ったり、気づかなかったりしてアカウント停止になるケースが多いようですので、気を付けましょう。また2TB以上の帯域幅というのはかなりのトラフィックなのですが、ライブ配信などをすると案外簡単に超えてしまいますので注意が必要です。

UTAGE、VIMEOやコンテンツ販売の動画アップロード機能に関するよくある質問

UTAGE・VIMEOやコンテンツ販売の動画アップロード機能に関するよくある質問と回答をまとめました。

YouTubeにアップロードするのはありですか?

YouTubeにアップした限定公開の動画を、有料販売することは禁止されています。

YouTubeの利用規約には、以下のように記されています。

許可と制限事項
お客様は、本契約および適用される法律を遵守する限り、本サービスにアクセスして利用できます。お客様は個人的で、非営利目的の用途でコンテンツを視聴できます。また、埋め込み型 YouTube プレーヤーに YouTube 動画を表示させることもできます。

本サービスの利用には制限があり、以下の行為が禁止されています。

本サービスまたはコンテンツのいずれかの部分に対しても、アクセス、複製、ダウンロード、配信、送信、放送、展示、販売、ライセンス供与、改変、修正、またはその他の方法での使用を行うこと。ただし、(a)本サービスによって明示的に承認されている場合、または(b)YouTube および(適用される場合)各権利所持者が事前に書面で許可している場合を除きます

引用元:YouTube規約

近年、YouTubeにアップロードした限定公開の動画への、アクセス権を販売しているケースが増加していますが、実は違反です。

商用利用を含め規約違反をみなされた場合は、利用制限措置やアカウントの凍結などのペナルティが課されることになりますので、十分注意しましょう。

UTAGEでVIMEOの動画をアップロードすることはできますか?

可能です。

UTAGEでは、UTAGE(直接アップロード動画)だけでなく、VIMEOの動画をアップロードして埋め込むことができます。

参照元:ページ要素【動画】 | UTAGEマニュアル

VIMEOにアップロードした動画を自分のWEBサイトに埋め込むことはできますか?

可能です。

VIMEOでは、WEBサイトだけでなくフェイスブックといったSNSなど、さまざまな場所に動画を埋め込むことができます。

UTAGEにアップロードで作成した動画を自分のWEBサイトに埋め込むことはできますか?

可能です。

動画管理機能でアップロードされた時に発行される「埋め込み用URL」を設定することで、WEBサイトだけでなくSNSなどさまざまな場所に動画を埋め込むことができます。

結論!UTAGEがあればVIMEOは必要ない

本記事では、UTAGEとVIMEOを、動画アップロード容量や分析機能に焦点を当てて比較しました。

結論として、「UTAGEがあればVIMEOは必要ない!」と思います。

UTAGEにはVIMEOにはない利点がいくつかあります。

  • 帯域制限がかからない
  • アップグレードや追加料金の心配がない
  • UTAGEを使えばシステムが分散しない
  • 日本製という安心感がある

まず、UTAGEは帯域制限の心配がありません。VIMEOの上位1%のユーザーが抱える帯域制限の問題を心配する必要が無く、スタンダードプランなら1TBの容量内で、自由に動画をアップロードして視聴者に提供することができます。

VIMEOは、分析機能や動画の公開設定が充実しているなど、動画販売ツールとして大変便利なツールです。しかしVIMEOの利用料金が追加でかかりますし、システムが分散してしまうので、UTAGE一本でまとめた方がコストを抑えることができます。

日本製という安心感もありますし、UTAGEを利用するならVIMEOを追加で利用する必要はない、と言えるでしょう。

まとめ

UTAGEとVIMEOについて、動画アップロード容量や分析機能などを比較しました。

UTAGとVIMEO、どちらも動画販売に必要な機能が備わっており高性能なシステムですので、今、VIMEOを利用していて不満を感じていないなら問題ありません。

しかし、

  • マーケティングシステムを一本化したい
  • 余計な経費を削ってコストを抑えたい
  • 視聴者数や視聴時間に制限されることなく動画を提供したい
  • VIMEOとUTAGE、どちらにしようか迷っている

という人は、UTAGEがおすすめです。

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